雪と古い町並み、そして大きな大きな露天風呂

うつうつ様(52歳)の体験談になります。
観光地:高山・奥飛騨温泉郷(岐阜県)

 冬と言えばいつも思い出すのが、「奥飛騨温泉郷」です。
 小学校の教師をしていた妻と私にとっては結婚式や新婚旅行は学校が休みの間にしかできません。そこで仕方なく春休みに結婚式を挙げ、新学期の準備が始まるぎりぎりまで二泊三日で「ミニ新婚旅行」和しようという事になり、その行き先を「奥飛騨温泉郷」にしました。
 神戸から新幹線と在来線を乗り継いで高山まで行き、そこから延々とバスで山の中へと登っていきます。すると「槍ヶ岳」のてっぺんや「穂高」への登山口のあるところに温泉地が広がっているのです。
 ここのウリはなんといっても露天風呂です。混浴もありですが、ちゃんと男女に分かれいて、どちらもとても広いのです。近くを流れる川の音を聞きながら風呂に使っていると本当に幸せな気分になりました。また、雪が降る時には頭にかぶる笠を宿で貸してもらい、それをかぶって温泉まで行くのです。そして簡単な脱衣所で脱いだ服はその傘の中に畳んで入れて棚に置くという、何やら時代がずいぶん逆戻りしたような感じもまたすてきでした。
 少し先に「穂高」へ登るための観光ロープウェーがあり、上にはスキー場がありました。
残念ながら何年か前に子供を連れて行った時は「今年で閉鎖されます」と書かれており寂しい思いをしました。しかし、少し歩くだけで周りは銀世界。新婚旅行の時には物の中へずんずん入って行って探検気分になったり、そりを借りて思いっきり滑ったりと楽しめました。
 バスの発着点になっている高山の町も素敵なところでした。バスを待っている間に街中を散策してきました。古い街並みがあちこちに残っており、古美術品や郷土玩具、五平餅など楽しみが沢山ありました。またここのみたらし団子は神戸でよく食べる「甘い蜜」がついているのではなく、醤油をつけて焼いただけのみたらし団子です。それでもそれが逆に新鮮な味で香ばしく、店先で買って食べながらぶらぶらと古い街並みを歩くのも楽しい時間でした。
 スキー場が無くなってしまった後もロープウェーは動いているらしく、山の上がどうなったのかぜひまた見に行きたい、そして思いっきりの雪を見てみたいと、あのころをよく思い出します。